Archive for 6月 2006
大神、体験版を本当に遊ぶ!!
前回の「大神、体験版を遊ぶ!」では、体験版の感想を書かずに、「大神」に対する想いを語ってしまったので(一部、誤解に基づく暴言あり (汗))、ここではちゃんと体験版の感想を(発売2ヵ月後ではありますが・・・)書かせていただきます。
大神、体験版を遊ぶ!
「電撃PS2」(Vol.356)に収録されていた、ネイチャーアドベンチャーゲーム「大神」の体験版を遊びました!今回はその「大神」にまつわるお話。
DSはどこへ行く?
こんなソフトがもうすぐ出る。
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ターゲット1900といえば、大学受験生にとって大定番の単語帳ですよね。
今年受験生の弟は言ってます。
「もっと早い時期に出て欲しかった!というかDS欲しい!!」
そりゃそうじゃん!
僕だってほしい!!
えいご漬けをしたい!
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うーん。でもこれってゲームじゃないよね?
ニンテンドーDSのタッチペンは、今のところ文字認識機能をつかった辞書的なソフトがどんどん出てきているような気がします。果たしてこれが、ニンテンドーが目指しているゲームに離れていった人たちを再びゲームに戻ってもらうきっかけになるのでしょうか?
こういった実用ソフトや脳トレゲームを入り口に、従来の楽しいゲームも遊んでもらえるとおもう。でも。もしも。もし、こういった実用ゲームのようなソフトしか売れないような状況になったりはしないだろうか?そうなったとき、これまでの家庭用ゲームの20年は一体なんだったのか、ということになる気がしていてならない。
それに辞書的なソフトや脳トレ的なソフトは、いずれその内容が頭打ちになる。これは間違いない。問題はそれから先だ。そのとき、ファーストパーティーである任天堂ではないサードパーティーの企業からDSの特性を生かしたゲームの開発にこなれていなければいけないだろう。
今のような「カジュアルゲームのDS」という状況が将来まで続くとは思えない。
例えば、例えばだけど。十字キーとボタンは一切使わないで、タッチペンと音声認識機能だけで遊ぶことが出来るアクションゲームとかが出てき始めないとだめなんじゃないかな?
今現在、ニンテンドーDSの持つ可能性が花開いているとは思えないのですが・・・・。
サッカーワールドカップに触発されて・・・
現在開催中のFIFAワールドカップ2006ドイツ大会。
これを、日本戦以外も観戦してしまったがために、すっかりサッカーの虜になってしまった単純な筆者。
こうなると、サッカーゲームのひとつも遊びたいと思ってきて。
で、主に気になっているソフトが2つあります。
「World Soccer WINING ELEVEN 10」と
「FIFA 2006 ワールドカップサッカードイツ大会」です。
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前者は、まあその、定番ってやつなので、買っておいて損は無いだろう、と。
後者は、まあその、W杯イヤーってやつなので、買っておいて損は無いだろう、と。
前者の「WE9」に関してはPSPでも出ているし、後者もXbox360とPS2とWindowsPCとPSPで発売されているから、PS2とPSPしか持っていない僕でもどちらかを遊ぶことは出来る。
となってくると、気になるのが両者の違い。
単純に「WE10」はリアルで「FIFA2006」はFIFA公認だっていうことじゃなくって、もっといろいろと参考になりそうな意見を聞きたい。そこで、参考までにAmazon.co.jpのカスタマーレビューを見ることに・・・すると・・・・・・・・
単純に言えば、WE10もFIFA2006も、結局どっちもどっちって感じかな?
ゲームは嗜好品って言う性格もあるから、ゲームシステムがその人に合うか合わないかは人それぞれだし、ユーザーに迎合したゲームを創るっていうのもいかがなものかってところもある。クリエイターのこだわりっていうのがゲームシステムに反映されるわけだからね。
だから僕は基本的に、Amazonのカスタマーレビューはあまりあてにしないってことにしてます。
結局、僕は一体どっちを買うのか。
・・・・結論を先に言えば、WE10にしようと思ってます。
あまり理由にはなっていないのですが、多分出るであろうPS3版ウイイレのための練習みたいな意味で。
多分(←ここ重要)。多分ですけど、来年はWE11は出ないんじゃないかと思ってまして。
純粋な続編はきっとPS3で出すような、そんな気がするんです。で、それが開発中だというアナウンスは今のところ出てません。9月のTGSでこの話が出るのであれば、十分来年発売ってことはありうるのですが、大容量のBDを使うからにはライセンスを今まで以上に収録しなくてはならないでしょうし、一人一人を実在に人物に似せるだけの作業もしなくてはならないでしょう。
そうなってくると、たったの1年で開発できるとは到底思えません。だから多分2008年度に出るんじゃないか、と。
いや、ひょっとしたら開発しているのかもしれないんですよね。PS3のWE。
WE10になって、オンラインが消えたでしょ?
これは絶対に、PS3で復活させる前兆なのだと思うのですがいかがでしょう?
個人的にWE10を遊びたいっていう理由の大きな部分って、あのリアルなモーションに魅かれているってところがあります(結局そこか!?)。
(追記)
WE10もFIFA2006もだけど、サッカーゲームの最大の面白いところは、友達との「対戦」なんじゃないかなって思う。コンピューターのAI相手に戦っていたって限界があるのは当然。AIに理不尽さを感じるのなら、思考がパターン化されていないヒトと対戦して遊ぶべし!
リアルサッカーを追求するWE10だけど、PS3になったらボールの挙動も物理シミュレーションで表現されるのだろうか・・・・・ゲームとしてバランスが取れるのであれば、そんな世界も体験してみたい、かな?
PS3は安くなるのか?
先週号の週刊ファミ通の「浜村通信」(2006年6月16日号)で、氏は「2007年末にHDDなしのPS3が4万円前後で発売されるのでは?」という予想を書いていました。「Metal Gear Solid 4」や「Final Fantasy XIII」などの発売を前に、ゲーム機としてのPS3の普及のためにPS3を値下げする。100GBのHDDがでて、ユーザーが自由にHDDを取り替えられることが前提でHDDなしのPS3が登場するのでは、というような趣旨のものです。
浜村さんのコラムは毎回読んでいて「なるほどッ!」と思うことが多いのですが、このときばかりは「えっ?そうなるかなぁ??」と疑問に感じたわけです。
SCEIの久夛良木健社長は、PS3をコンピュータとして売りたかったから、PS3にHDDとOSを乗っけた、というような話をしています。つまり原則的に、PS3にHDDが無いという事があってはいけないということです。
ですから、HDDを省いて価格を押さえるということはSCEIはやりたがらないでしょう。
そういえばCD-ROM²
そういえばPCエンジンCD-ROM²の発売当初の値段が57300円というやけに高いものだったということを、さっき週刊ファミ通を読んで思い出しました。ちなみにPCエンジン本体が発売当初26040円だったみたいで・・・。
えーっと、PLAYSTATION3発売段階の価格が約6万円(HDD20GBモデル)ということなんですが、ひょっとして、本当にこの価格が「高い」と言い切れるのかどうか。ちょっと分からなくなってきました。PCエンジン同様に後々の低価格化もありうるでしょうし・・・。
PS3が6~7万円・・? あれぇぇぇ~・・・ひょっとして・・・・・や、安いの??
PLAYSTATION3 の「弱み」を探る
弱み1.価格
HDD20GBモデルが59800円(税込価格62790円)(北米499US$)。HDD60GBモデルが魅惑のオープンプライス(北米599US$)。。。。。こんなに高いゲーム機、一体誰が買うんだ?子供には手が出せない!よっぽど理解のある家庭じゃないと購入しないはず。
弱み2.コントローラーの振動機能の排除
6軸検出システムの導入に伴って、DUALSHOCKやDUALSHOCK2に装備されていた振動機能は、振動そのものが検出情報と干渉するため、振動機能を取り外したというけれど、同じようなシステムを持ったWiiのコントローラーには振動機能がついている。これはSONYの技術力の無さの証明??それとも振動機能の特許問題を議論したくないための隠れ蓑?
PSやPS2との互換性を訴えるPS3のはず。振動機能ありきでデザインされたゲームもあるのに、PS3でPS2のゲームを快適に遊べないのでは?
弱み3.従来のメモリーカードスロットの排除
PSやPS2で使っていたメモリーカード内のデータは、PS3に引き継がせることは出来ないの?
弱み4.20GBモデルと60GBモデルとの違い
PS3の発売遅延の理由の一つがHDMIの規格化の遅れだったはず。どうしても付けたかったHDMI出力端子が20GBモデルには付けていないというのは本末転倒では?それとメモリースティックなどのカードスロットが無かったり、PSPとの連携の鍵であるIEEE 802.11 b/g(無線LAN)による通信が出来ないというのも問題だ。
弱み5.ソニーの初期型には不良品が多い
発売を2006年11月という早い段階に設定されたことで、発売日に間に合うよう大急ぎでPS3の生産をしなくてはならなくなり、必然的に欠陥を生じたPS3が多く生産されてしまう。PSPの時もそうだったように、PS3の初期型にも欠陥があるに違いない。
弱み6.PS3でインターネット?
Wiiもそうだけど、ゲーム機でインターネットなんてやらない!第一どうやって操作するんだ。マウスとかキーボードとかないじゃないか。PSPのように文字を入力しろというのか?インターネットはパソコンか携帯電話で出来ているから十分だ。むしろいらない。
弱み7.PS3はゲーム業界の縮小をより進めていくのでは?
あまりに性能が良くなりすぎたために、操作は難しくなる一方。PS3でも導入されたコントローラーの6軸システムはその流れをより助長するはず。価格の問題も含めて、PS3がゲーム業界を発展させていくとは思えない。
弱み8.ローンチタイトルが少ない
Xbox360もそうだったが、本体の発売と合わせて発売されるゲームソフトの数が今のところ少ない。本体を買っても遊びたいゲームがないのであれば、すぐに本体を買う人はいないはず。
弱み9.Wiiの存在
PS3とWiiとを比較して、ゲーム機としての魅力が大きいのはWiiだ。E3 2006でも話題の中心はPS3よりもWiiだった。PS3はWiiに喰われる。
弱み10.PS3のオンラインサービスは、Xbox Liveのパクり
PS3のオンラインサービスの内容は、なんら目新しいものでもなんでもない。オンラインサービスでは現在はむしろXbox360のほうが充実している。Xbox Liveがあるかぎり、PS3はオンラインサービスでXbox360に勝つことは出来ない。
弱み11.PS3はPCになりきれない
PS3をPCとして発売させたいようだが、その割りに内容が乏しい。キーボードは?マウスは?メモリの容量は?DVDやBDなどへの書き込みは?HDDの容量は?Cellというプロセッサを武器にしたいのだろうが、現行のPCに勝てるとはとても思えない。
・・・などなど、PLAYSTATION3に対する批評は多い。だがそのうちのいくつかは、根拠の無いものであったり誤解であったり、説明のつくものだったりする。とはいえ、真っ当な批評もあることは確か。
オタコン、Cellプロセッサって何だ?
Snake : ところでオタコン、Cellプロセッサって何だ?
Otacon : コンピュータアーキテクチャに革命をもたらした、高性能マルチコアチップだよ。軍事にも利用されている
Snake : そんなものが戦場に必要なのか?
Otacon : ああ。プラットフォーム戦争に勝つためにはね
Snake : このメタルでか?
Otacon : それはこれから、僕たちが証明するんだよ
(「Metal Gear Solid 4」 東京ゲームショウ2005トレイラーより)
オタコンはCellのことをこう説明してくれましたが、それでもまだよく分からん。
ただこのCellプロセッサについて、一つ知っておかなければならないことがあるのです。
それは、そもそもこのCellプロセッサはPS3のためだけに開発されたのではないってこと。
Cell≠PLAYSTATION3
Cell=ネットワークプロセッサ
もともとこのCellは、ネットワークプロセッサとして開発されたもの。つまり、ネットワーク上で結ばれた複数のCellプロセッサが、ネットワークで分散処理をさせよう、というのがCellの考え方の基盤にあるのだ。
計画としては、Cellを搭載したストレージ(外部記憶装置)をネットワーク上においてサーバにさせ、そのサーバの中の動画をCellを使ってHD動画に「熟成」させることもできる。このCell搭載ストレージに関しては、必ず市場に出すと久夛良木氏(SCEI社長)は発言している(本田雅一のE3レポート SCEI 久夛良木健社長兼CEOインタビュー ~Cellが家庭にもたらすパワー)。
だからべつに、「綺麗な映像が出ますよ~」なんてのはあくまでも「こんなことができますよ~」のほんの一部でしかないってこと。言ってみればこのCellプロセッサ普及の第一弾がPLAYSTATION3というわけ。
ソニーはCell搭載のBDレコーダーの発売を計画中。すでに技術的には問題の無いところまで来ていて、あとは製品化できるかどうか、という段階らしい(国内は録画機から――ソニーに聞くBlu-ray製品戦略)。
もしCell搭載のHDDレコーダーが出たならどうなるだろう。録画した映像をCellがさらに高画質なものに変えることが出来るし、PS3があるならPS3とHDDレコーダーとをネットワークで結んで、この映像の高画質処理を分散して行うことだって出来る。
こうなってくると、「じゃあ結局、PLAYSTATION3って何なの?」って話になってくる。
たんなるゲーム機じゃないことも分かった。
コンピュータとしての意味も分かった。
でも、Cell搭載の家電などが出るのであれば、PS3ってなぜCellを搭載しているの?
その答えも実にシンプルなもの。PLAYSTATION3は、一般的にはBlu-ray Discの牽引として見られている節があるけれど、実際にはHDTVの普及の牽引役、さらにもっと深く見ていくと、Cellプロセッサそのものの牽引役を担ったマシンだ、ということ。
当面TVでPS3を使うことで、TVが追求している「高画質・高インチ」を引っ張っていき、HDTVが普及して当たり前のものになっていけば、TVそのものにCellを搭載したほうが便利になってくる。(後藤弘茂のWeekly海外ニュース SCEI 久夛良木社長インタビュー(5) 「PS3の次のステップは、Cellコンピューティング」)
そうした状況になれば、家庭内のCell搭載製品全てがネットワークで結ばれ、僕らがまだ考えもしないエンターテインメントが生まれてくることになる。
IntelのPentiumのような形で、Cell搭載のPC登場っていうことも十分ありうる。