GAMELIFEBLOG

または如何にして私はゲームを愛するようになったか

Archive for 6月 2006

大神、体験版を本当に遊ぶ!!

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前回の「大神、体験版を遊ぶ!」では、体験版の感想を書かずに、「大神」に対する想いを語ってしまったので(一部、誤解に基づく暴言あり (汗))、ここではちゃんと体験版の感想を(発売2ヵ月後ではありますが・・・)書かせていただきます。

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Written by TOMOHISA

2006/06/21 at 3:47 am

カテゴリー: PlayStation 2

大神、体験版を遊ぶ!

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「電撃PS2」(Vol.356)に収録されていた、ネイチャーアドベンチャーゲーム「大神」の体験版を遊びました!今回はその「大神」にまつわるお話。

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Written by TOMOHISA

2006/06/20 at 2:36 am

カテゴリー: PlayStation 2

DSはどこへ行く?

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こんなソフトがもうすぐ出る。

中学英単語ターゲット1800DS
アイイーインスティテュート
参考価格:\3,990
価格:\3,511
OFF : \479 (12%)
2006/08/10
近日発売 予約受付中

ターゲット1900といえば、大学受験生にとって大定番の単語帳ですよね。
今年受験生の弟は言ってます。

「もっと早い時期に出て欲しかった!というかDS欲しい!!」

そりゃそうじゃん!
僕だってほしい!!
えいご漬けをしたい!

英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け
任天堂
参考価格:\3,800
価格:\3,150
OFF : \650 (17%)
2006/01/26
通常24時間以内に発送

うーん。でもこれってゲームじゃないよね?

ニンテンドーDSのタッチペンは、今のところ文字認識機能をつかった辞書的なソフトがどんどん出てきているような気がします。果たしてこれが、ニンテンドーが目指しているゲームに離れていった人たちを再びゲームに戻ってもらうきっかけになるのでしょうか?

こういった実用ソフトや脳トレゲームを入り口に、従来の楽しいゲームも遊んでもらえるとおもう。でも。もしも。もし、こういった実用ゲームのようなソフトしか売れないような状況になったりはしないだろうか?そうなったとき、これまでの家庭用ゲームの20年は一体なんだったのか、ということになる気がしていてならない。

それに辞書的なソフトや脳トレ的なソフトは、いずれその内容が頭打ちになる。これは間違いない。問題はそれから先だ。そのとき、ファーストパーティーである任天堂ではないサードパーティーの企業からDSの特性を生かしたゲームの開発にこなれていなければいけないだろう。

今のような「カジュアルゲームのDS」という状況が将来まで続くとは思えない。

例えば、例えばだけど。十字キーとボタンは一切使わないで、タッチペンと音声認識機能だけで遊ぶことが出来るアクションゲームとかが出てき始めないとだめなんじゃないかな?

今現在、ニンテンドーDSの持つ可能性が花開いているとは思えないのですが・・・・。

Written by TOMOHISA

2006/06/19 at 10:08 pm

カテゴリー: Nintendo DS

MGS3:Subsistence 攻略本を比較する

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ワールドカップドイツ大会の1次リーグ。日本にとっては正念場の「日本vs.クロアチア」の試合が、
あと5時間ほどで始まろうとしていますが、今回はそれとはまったく関係の無いお話です。

2004年に発売された Metal Gear Solid 3 : Snake Eater(以下
MGS3/SE) の「完全版」に相当する Metal Gear Solid 3 :
Subsistence
(以下 MGS3/SIS) の発売から半年以上が過ぎました。
360度カメラや追加カモフラージュ、猿蛇合戦追加ステージなどのほか、待望のメタルギアオンライン(以下 MGO)も収録された本作は、
週刊ファミ通でも40点満点中39点というシリーズ最高点をたたき出しました。




METAL GEAR SOLID 3 SUBSISTENCE(初回生産版)

コナミ

またMetal Gear Solid 3
Subsistence
はコナミスタイルでも購入できます

今回はそんなMGS3/SISの3つの攻略本の比較を、僕なりに感じた「いい点、わるい点」
を挙げながらやってみようと思います。

まずはコナミ公式のMGS3/SISガイドブック メタルギアソリッド3
サブシスタンス公式ガイド
です(以下 公式ガイド)。


メタルギアソリッド3 サブシスタンス公式ガイド

コナミ

よい点
1.MSX2版メタルギア、メタルギア2の攻略が詳しく載っている。
2.メタルギアオンラインの各ステージの白地図が付いている。
3. 本編攻略に使っている写真が360度カメラのものを使っている。
4.本編攻略がヨーロピアンエクストリーム仕様。

わるい点
1.本編攻略がヨーロピアンエクストリーム以外載っていない。
2.本編攻略が最高称号FOXHOUND獲得を意識していない。
3.猿蛇合戦の攻略があまり詳しくない
4.MGOの攻略内容が、アドバイス程度。
5.MGOのマップが・・・微妙
6.ややボリュームに欠ける。

この「公式ガイド」の最大の魅力は、MSX2版のメタルギア、メタルギア2ソリッドスネークの攻略が詳しいのです。詳しいというか、
分かりやすいんです。

その秘密はフローチャートとマップが連携している点にあります。

フローチャートにはその順番ごとに「1,2,3・・・」と番号が割り振られていて、
その番号に対応するマップにもその番号が載っているのです。

つまり、 「このステージは何番目に行くステージなのかが分かり易い」のです。

ただでさえ迷いやすいMSX2版メタルギアシリーズですから、非常にありがたいつくりになっています。

悪い点としていくつか挙げていますが、 すでにMGS3/SEを遊んでいた人、
もしくはMGS3/SEの攻略本を持っている人であれば問題無いでしょう。ただ、一番残念なのはMGOのステージ紹介マップ。
これがなんというか、微妙なんです。公式ガイドですからそのマップそのものの正確性は信頼できます。ただ、
スニーキングミッションでのスネークのスタート位置や、
KILLされた後のリスタートゾーンが載っていない
為、巻末の白地図を有効に使うことが難しいような気がします。
それでもやはり攻略本としては優等生でしょう。

結論:「公式ガイド」はMGS3/SE経験者向け?


次はファミ通でおなじみ、エンターブレインから出ている メタルギアソリッド3
サブシスタンスエクストリームガイド
(以下 エクストリームガイド)です。




メタルギアソリッド3サブシスタンス エクストリームガイド

ファミ通書籍編集部

よい点1.
300ページ以上のボリューム。
2.猿蛇合戦の攻略が詳細。
3.MGS3キーワードが分かる膨大な資料を掲載。
4.装備品やカモフラージュの情報が詳細。

わるい点
1.MSX2版メタルギアシリーズの攻略がフローチャートのみでとても大味。
2.本編の攻略内容がMGS3/SE版のエクストリームガイドと全く同じ(流用)。
3.MGOの攻略は、マップ紹介程度。戦略もキャプチャーミッションのみの仕様と言ってもいいほど。

この「エクストリームガイド」の210ページまでは、 「メタルギアソリッド3スネークイーター
エクストリームガイド」と全く同じものといって過言ではありません。正直、がっかりです。
本編の攻略部分はMGS3/SE仕様と言ってもいいでしょう。

ただ、 MGS3/SEを遊んだことが無く、MGS3/SISがはじめてのMGS3だという方には最適の攻略本だと思います。
しかしそれなら本編攻略は、エクストリームにだけ対応しているというのはおかしくないか?

結論:「エクストリームガイド」 は、MGS3のビギナー向け?

 


最後は、「電撃PlayStation」などでおなじみ、メディアワークスさんの
メタルギアソリッド3サブシスタンス ファイナルアーカイブ(以下 ファイナルアーカイブ)です。




メタルギアソリッド3 サブシスタンスファイナルアーカイブ

電撃プレイステーション編集部

よい点
1.とにかくMGOの情報が満載。
2.見開きA3判仕様で見やすい。

わるい点
1.仕方が無いけどMGO以外の情報は可もなく不可もなく。

この攻略本ほどコンセプトがはっきりしているものもありません。 MGO対策をメインに据えたこの攻略本は、
MGS3/SIS中級者以上はぜひ手にしておきたいです。しょっぱなからMGOのステージマップです。
大きさがB2判超もあり、
しかも階層が分かりやすく載っているので、ステージを把握するのにとても便利です。

そしてMGO専用の称号の解説や、スコアやVSレイティングの解説も載っています。ヘッドショットを決めるコツも載っています。
全ステージのスナイピングポイントが丸わかりです。全ステージの各ミッションごとの攻略法アドバイスが載っています。
KILLされた後のリスタートゾーンも載っています。スニーキングミッションのスネークのスタート地点も全部載ってます。

ただこの「ファイナルアーカイブ」はMGOに特化したものであるだけに、
オフラインのMGS3/SISの攻略に関してはだいぶ物足りないものがあります。でもMSX2版のメタルギアシリーズの攻略は、
「公式ガイド」に次ぐ分かりやすさです

結論:MGOを極めるなら 「ファイナルアーカイブ」

 


MGS4発売までまだまだ時間があります MGS3/SISを遊び尽くしたい方、これからMGS3/SISを遊ばれる方は、
今回のこの攻略本の解説を参考にしていただけると幸いです。

 

Written by TOMOHISA

2006/06/18 at 4:31 pm

カテゴリー: Metal Gear

サッカーワールドカップに触発されて・・・

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現在開催中のFIFAワールドカップ2006ドイツ大会。
これを、日本戦以外も観戦してしまったがために、すっかりサッカーの虜になってしまった単純な筆者。

こうなると、サッカーゲームのひとつも遊びたいと思ってきて。

で、主に気になっているソフトが2つあります。

World Soccer WINING ELEVEN 10」と
FIFA 2006 ワールドカップサッカードイツ大会」です。

ワールドサッカーウイニングイレブン10 [PS2]
メーカー:コナミデジタルエンタテインメント
価格:¥ 6,230
発送:通常24時間以内に発送
2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会 [Xbox360]
メーカー:エレクトロニック・アーツ
価格:¥ 7,140
発送:通常24時間以内に発送
2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会 [PS2]
メーカー:エレクトロニック・アーツ
価格:¥ 5,176
発送:通常24時間以内に発送
2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会 [PSP]
メーカー:エレクトロニック・アーツ
価格:¥ 4,284
発送:通常24時間以内に発送
2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会 完全日本語版 [WindowsPC]
メーカー:エレクトロニック・アーツ
価格:¥ 5,832
発送:通常24時間以内に発送
by AffiliSearch

前者は、まあその、定番ってやつなので、買っておいて損は無いだろう、と。
後者は、まあその、W杯イヤーってやつなので、買っておいて損は無いだろう、と。

前者の「WE9」に関してはPSPでも出ているし、後者もXbox360とPS2とWindowsPCとPSPで発売されているから、PS2とPSPしか持っていない僕でもどちらかを遊ぶことは出来る。

となってくると、気になるのが両者の違い

単純に「WE10」はリアルで「FIFA2006」はFIFA公認だっていうことじゃなくって、もっといろいろと参考になりそうな意見を聞きたい。そこで、参考までにAmazon.co.jpのカスタマーレビューを見ることに・・・すると・・・・・・・・

単純に言えば、WE10もFIFA2006も、結局どっちもどっちって感じかな?

ゲームは嗜好品って言う性格もあるから、ゲームシステムがその人に合うか合わないかは人それぞれだし、ユーザーに迎合したゲームを創るっていうのもいかがなものかってところもある。クリエイターのこだわりっていうのがゲームシステムに反映されるわけだからね。

だから僕は基本的に、Amazonのカスタマーレビューはあまりあてにしないってことにしてます

結局、僕は一体どっちを買うのか。

・・・・結論を先に言えば、WE10にしようと思ってます。

あまり理由にはなっていないのですが、多分出るであろうPS3版ウイイレのための練習みたいな意味で。

多分(←ここ重要)。多分ですけど、来年はWE11は出ないんじゃないかと思ってまして。

純粋な続編はきっとPS3で出すような、そんな気がするんです。で、それが開発中だというアナウンスは今のところ出てません。9月のTGSでこの話が出るのであれば、十分来年発売ってことはありうるのですが、大容量のBDを使うからにはライセンスを今まで以上に収録しなくてはならないでしょうし、一人一人を実在に人物に似せるだけの作業もしなくてはならないでしょう。

そうなってくると、たったの1年で開発できるとは到底思えません。だから多分2008年度に出るんじゃないか、と。

いや、ひょっとしたら開発しているのかもしれないんですよね。PS3のWE。

WE10になって、オンラインが消えたでしょ?
これは絶対に、PS3で復活させる前兆なのだと思うのですがいかがでしょう?

個人的にWE10を遊びたいっていう理由の大きな部分って、あのリアルなモーションに魅かれているってところがあります(結局そこか!?)。

(追記)
WE10もFIFA2006もだけど、サッカーゲームの最大の面白いところは、友達との「対戦」なんじゃないかなって思う。コンピューターのAI相手に戦っていたって限界があるのは当然。AIに理不尽さを感じるのなら、思考がパターン化されていないヒトと対戦して遊ぶべし!

リアルサッカーを追求するWE10だけど、PS3になったらボールの挙動も物理シミュレーションで表現されるのだろうか・・・・・ゲームとしてバランスが取れるのであれば、そんな世界も体験してみたい、かな?

Written by TOMOHISA

2006/06/17 at 6:33 pm

PS3は安くなるのか?

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先週号の週刊ファミ通の「浜村通信」(2006年6月16日号)で、氏は「2007年末にHDDなしのPS3が4万円前後で発売されるのでは?」という予想を書いていました。「Metal Gear Solid 4」や「Final Fantasy XIII」などの発売を前に、ゲーム機としてのPS3の普及のためにPS3を値下げする。100GBのHDDがでて、ユーザーが自由にHDDを取り替えられることが前提でHDDなしのPS3が登場するのでは、というような趣旨のものです。

浜村さんのコラムは毎回読んでいて「なるほどッ!」と思うことが多いのですが、このときばかりは「えっ?そうなるかなぁ??」と疑問に感じたわけです。

SCEIの久夛良木健社長は、PS3をコンピュータとして売りたかったから、PS3にHDDとOSを乗っけた、というような話をしています。つまり原則的に、PS3にHDDが無いという事があってはいけないということです。

ですから、HDDを省いて価格を押さえるということはSCEIはやりたがらないでしょう。

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Written by TOMOHISA

2006/06/13 at 2:30 am

カテゴリー: PlayStation 3

"MGS4"はどうしてこうも心に突き刺さるのだろう?

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今回のMGS4の舞台は戦場。でもそれは単なる戦場ではない。民間の軍事請負企業が絡んだ代理戦争が繰り広げられている管理・統制された戦場だ。

そしてその戦場のひとつが中東

先日の「E3 2006」で公開されたMGS4のトレイラーに映しだされたのは、今まさに中東で繰り広げられていてもおかしくない戦場だった。

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Written by TOMOHISA

2006/06/12 at 6:09 pm

カテゴリー: Metal Gear

そういえばCD-ROM²

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そういえばPCエンジンCD-ROM²の発売当初の値段が57300円というやけに高いものだったということを、さっき週刊ファミ通を読んで思い出しました。ちなみにPCエンジン本体が発売当初26040円だったみたいで・・・。

えーっと、PLAYSTATION3発売段階の価格が約6万円(HDD20GBモデル)ということなんですが、ひょっとして、本当にこの価格が「高い」と言い切れるのかどうか。ちょっと分からなくなってきました。PCエンジン同様に後々の低価格化もありうるでしょうし・・・。

PS3が6~7万円・・? あれぇぇぇ~・・・ひょっとして・・・・・や、安いの??

Written by TOMOHISA

2006/06/06 at 6:25 pm

カテゴリー: Uncategorized

PLAYSTATION3 の「弱み」を探る

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弱み1.価格
HDD20GBモデルが59800円(税込価格62790円)(北米499US$)。HDD60GBモデルが魅惑のオープンプライス(北米599US$)。。。。。こんなに高いゲーム機、一体誰が買うんだ?子供には手が出せない!よっぽど理解のある家庭じゃないと購入しないはず。

弱み2.コントローラーの振動機能の排除
6軸検出システムの導入に伴って、DUALSHOCKやDUALSHOCK2に装備されていた振動機能は、振動そのものが検出情報と干渉するため、振動機能を取り外したというけれど、同じようなシステムを持ったWiiのコントローラーには振動機能がついている。これはSONYの技術力の無さの証明??それとも振動機能の特許問題を議論したくないための隠れ蓑
PSやPS2との互換性を訴えるPS3のはず。振動機能ありきでデザインされたゲームもあるのに、PS3でPS2のゲームを快適に遊べないのでは?

弱み3.従来のメモリーカードスロットの排除
PSやPS2で使っていたメモリーカード内のデータは、PS3に引き継がせることは出来ないの?

弱み4.20GBモデルと60GBモデルとの違い
PS3の発売遅延の理由の一つがHDMIの規格化の遅れだったはず。どうしても付けたかったHDMI出力端子が20GBモデルには付けていないというのは本末転倒では?それとメモリースティックなどのカードスロットが無かったり、PSPとの連携の鍵であるIEEE 802.11 b/g(無線LAN)による通信が出来ないというのも問題だ。

弱み5.ソニーの初期型には不良品が多い
発売を2006年11月という早い段階に設定されたことで、発売日に間に合うよう大急ぎでPS3の生産をしなくてはならなくなり、必然的に欠陥を生じたPS3が多く生産されてしまう。PSPの時もそうだったように、PS3の初期型にも欠陥があるに違いない。

弱み6.PS3でインターネット?
Wiiもそうだけど、ゲーム機でインターネットなんてやらない!第一どうやって操作するんだ。マウスとかキーボードとかないじゃないか。PSPのように文字を入力しろというのか?インターネットはパソコンか携帯電話で出来ているから十分だ。むしろいらない。

弱み7.PS3はゲーム業界の縮小をより進めていくのでは?
あまりに性能が良くなりすぎたために、操作は難しくなる一方。PS3でも導入されたコントローラーの6軸システムはその流れをより助長するはず。価格の問題も含めて、PS3がゲーム業界を発展させていくとは思えない。

弱み8.ローンチタイトルが少ない
Xbox360もそうだったが、本体の発売と合わせて発売されるゲームソフトの数が今のところ少ない。本体を買っても遊びたいゲームがないのであれば、すぐに本体を買う人はいないはず。

弱み9.Wiiの存在
PS3とWiiとを比較して、ゲーム機としての魅力が大きいのはWiiだ。E3 2006でも話題の中心はPS3よりもWiiだった。PS3はWiiに喰われる。

弱み10.PS3のオンラインサービスは、Xbox Liveのパクり
PS3のオンラインサービスの内容は、なんら目新しいものでもなんでもない。オンラインサービスでは現在はむしろXbox360のほうが充実している。Xbox Liveがあるかぎり、PS3はオンラインサービスでXbox360に勝つことは出来ない

弱み11.PS3はPCになりきれない
PS3をPCとして発売させたいようだが、その割りに内容が乏しい。キーボードは?マウスは?メモリの容量は?DVDやBDなどへの書き込みは?HDDの容量は?Cellというプロセッサを武器にしたいのだろうが、現行のPCに勝てるとはとても思えない。

・・・などなど、PLAYSTATION3に対する批評は多い。だがそのうちのいくつかは、根拠の無いものであったり誤解であったり、説明のつくものだったりする。とはいえ、真っ当な批評もあることは確か

Written by TOMOHISA

2006/06/05 at 11:08 pm

カテゴリー: PlayStation 3

オタコン、Cellプロセッサって何だ?

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Snake : ところでオタコン、Cellプロセッサって何だ?
Otacon : コンピュータアーキテクチャに革命をもたらした、高性能マルチコアチップだよ。軍事にも利用されている
Snake : そんなものが戦場に必要なのか?
Otacon : ああ。プラットフォーム戦争に勝つためにはね
Snake : このメタルでか?
Otacon : それはこれから、僕たちが証明するんだよ
(「Metal Gear Solid 4」 東京ゲームショウ2005トレイラーより)

オタコンはCellのことをこう説明してくれましたが、それでもまだよく分からん。
ただこのCellプロセッサについて、一つ知っておかなければならないことがあるのです。
それは、そもそもこのCellプロセッサはPS3のためだけに開発されたのではないってこと。

Cell≠PLAYSTATION3
Cell=ネットワークプロセッサ

もともとこのCellは、ネットワークプロセッサとして開発されたもの。つまり、ネットワーク上で結ばれた複数のCellプロセッサが、ネットワークで分散処理をさせよう、というのがCellの考え方の基盤にあるのだ。

計画としては、Cellを搭載したストレージ(外部記憶装置)をネットワーク上においてサーバにさせ、そのサーバの中の動画をCellを使ってHD動画に「熟成」させることもできる。このCell搭載ストレージに関しては、必ず市場に出すと久夛良木氏(SCEI社長)は発言している(本田雅一のE3レポート SCEI 久夛良木健社長兼CEOインタビュー ~Cellが家庭にもたらすパワー)。

だからべつに、「綺麗な映像が出ますよ~」なんてのはあくまでも「こんなことができますよ~」のほんの一部でしかないってこと。言ってみればこのCellプロセッサ普及の第一弾がPLAYSTATION3というわけ。

ソニーはCell搭載のBDレコーダーの発売を計画中。すでに技術的には問題の無いところまで来ていて、あとは製品化できるかどうか、という段階らしい(国内は録画機から――ソニーに聞くBlu-ray製品戦略)。

もしCell搭載のHDDレコーダーが出たならどうなるだろう。録画した映像をCellがさらに高画質なものに変えることが出来るし、PS3があるならPS3とHDDレコーダーとをネットワークで結んで、この映像の高画質処理を分散して行うことだって出来る。

こうなってくると、「じゃあ結局、PLAYSTATION3って何なの?」って話になってくる。
たんなるゲーム機じゃないことも分かった。
コンピュータとしての意味も分かった。
でも、Cell搭載の家電などが出るのであれば、PS3ってなぜCellを搭載しているの?

その答えも実にシンプルなもの。PLAYSTATION3は、一般的にはBlu-ray Discの牽引として見られている節があるけれど、実際にはHDTVの普及の牽引役、さらにもっと深く見ていくと、Cellプロセッサそのものの牽引役を担ったマシンだ、ということ。

当面TVでPS3を使うことで、TVが追求している「高画質・高インチ」を引っ張っていき、HDTVが普及して当たり前のものになっていけば、TVそのものにCellを搭載したほうが便利になってくる。(後藤弘茂のWeekly海外ニュース SCEI 久夛良木社長インタビュー(5) 「PS3の次のステップは、Cellコンピューティング」

そうした状況になれば、家庭内のCell搭載製品全てがネットワークで結ばれ、僕らがまだ考えもしないエンターテインメントが生まれてくることになる。

IntelのPentiumのような形で、Cell搭載のPC登場っていうことも十分ありうる。

Written by TOMOHISA

2006/06/04 at 3:57 pm

カテゴリー: PlayStation 3